Kids diary

2人兄妹の育児日記

色のない診察室

 

トントン。失礼します!

 

どーぞー!!

 

 

みてくれる?座って!!

 

これ。

ほとんど胎嚢が成長してないんだ。

いまの時期って、1週間で

胎嚢の中に胎芽ができたり、

毎回エコーは、成長が著しく

変化して見られるのはご存知かと

思うんだけどね。。。

今回はちょっとほんの2mmくらいかな?大きくなったの。

 

出血も見られているし、

もしかしたら、流産の進行がしているのかもしれません。

また来週これますか?!

もう一度診察してみましょう。

 

ちなみに、初期の流産は、

お母さんには、ほとんど原因がなくて

赤ちゃんが受精卵になった時に

すでに決まってしまうんだよね。

染色体の問題でね。

だから、自分を責めないであげて。

 

 

そう、丁寧に説明してくれた。

 

 

私は妊娠初期に

赤ちゃんを失ったのが

二度目。

なにか自分が原因なのではないか、

すべての妊娠で6〜7人に1人は

流産を経験する。

と言われているそうだが、、、

なぜ、二度も私がその6〜7人の1人

に当てはまってしまうのだろうか、、、。

悔しくて、悲しくて、でも、

子供達も付いてきてくれているので、

 

泣き顔を見せるわけにはいかない。

 

無駄に元気に

ありがとうございました!!

 

と、診察室を後にした私は

 

その場を出て、、、

旦那さんの待つキッズルームへ。。。

 

 

悲しさや悔しさで

スカートを握りしめて歩いた。

 

 

すぐに旦那さんがこちらに気付き

どう?と。

 

とっても不安そうにしている

その顔に、思わず、、、

涙が溢れそうになったが、

小さな可愛いお手手が

ママーーーー!!!

と私の方に駆け寄ってきて、

握りしめてくれたので

この子達を精一杯!精一杯!!

守るんだ!と強く握りしめ

 

ごめん、ダメだった。

とだけ旦那さんへ伝えた。

 

旦那さんは、

嘘だろ、、、うそだ、、、

え、本当に?!うそだよ、、、

と落胆しつつも、

私が涙を我慢しているのと

強がっているのをわかったのか、

 

すぐにここを出よう。

 

と、外へ連れ出してくれた。

 

 

大丈夫?

 

 

そう私の腰に手を回す旦那さん。

 

その手は暖かくて

体温なんてなくなっていたんじゃないか?というくらい青ざめていた

私を、温めてくれた。

 

車に乗り込み、すぐに帰宅。

家に入るともうダメだった。。。

子供達が子供部屋で遊び始めたのを

確認すると、

 

うわぁぁぁぁぁぁあーーーーん。

幼稚園児の我が子と

同じくらいのレベルの

泣き方で、大泣きした。。。

 

赤ちゃん、ダメだった。

赤ちゃん育ってなかった。

赤ちゃん、、、死んじゃったんだ。

赤ちゃん、、、赤ちゃん、、、

 

と泣き続ける私に

 

旦那さんは、

まだわかんないから、ね。

来週またいこう。

 

と、、、。

 

 

いやいや、もうそんな

期待持たないで!

 

と苦しくなったけど、

旦那さんも、まだ受け入れられないのだろう、と思い、

 

うん。とだけ返事をした。

しかし、その期待を私は持つことは

できない。あのエコーをみて、

ほぼ確定のようなもの。

来週流産です。と言われるのは

間違いないと思ったし、

なにより、期待をしてまた

更に傷つくのが怖かったのだ。

 

ごめんね、弱いママで。。。

信じてあげなきゃいけないのかも

しれない。大丈夫だよ!がんばれ!

って言わなきゃいけないのかもしれない。

 

 

でも、言えなかった。

弱くて情けない自分を鏡でみて、

強くなれ!!!!とだけ思った。

急いで顔洗い子供達の部屋へ。

 

 

おいで。

2人を抱きしめると

なぜだか思いっきり2人とも

寄りかかってきて、重いけど

ゲラゲラ笑って私に

抱きついている。遊んでいると

思っているのだろう。

 

戦いごっこをしていた

2人の額には汗がすごくて、

すこーし、汗の匂いがする

そのかわいい頭が

なんだかまたとっても可愛くて、

この匂いがまたなんか好きで←笑

 

 

ママ?だいすきーっ!!!

と言ってくれたその言葉と

存在すべてに

癒された。

 

 

そして娘は、

 

大丈夫?ママお腹いたいいたい?

 

と。

 

 

ちいさなおててで、

お腹を撫でてくれました。

 

 

ありがとう(^^)

 

 

こうして、流産を確信した

日を終えました。